2013年9月30日月曜日

カンボジア・スタディツアー報告

幼い難民を考える会 あいちは、カンボジアスタディツアーを実施いたしました。

  • 期日 2013年9月2日~7日 4泊6日
  • 訪問地 スラムと村の幼稚園・織物研修センター・アンコールワット等観光
  • 参加者 社会人 5名 学生 6名 合計10名
これから画像で報告します。

プノンペン市内 スラムにある幼稚園に訪問しました。
  • プノンペンには、700か所のスラムがあり、子どもたちは劣悪な環境のなかで暮らしています。
  • 参加者と幼稚園児が、歌やシャボン玉遊びで交流しました。

子どもたちは笑顔いっぱいでお姉さんたちにまとわりつきながら、シャボン玉遊びなどに興じていました。しかしその笑顔の裏には厳しい現実があります。毎日食事がとれず、水だけ飲む日もあります。
幼稚園では昼食の給食でひもじさを補うことも大切な仕事です。毎日おなかいっぱい食べて、安全で安心して遊べることを願っています。

交通不便で僻地の教育に光が届かない地域にある、小さな村の幼稚園を訪問しました。
  • 屋根だけのひとつだけの教室
  • 1日3時間程度のカリキュラム
  • 先生は、村の女性の中から選んでトレーニングします
  • 5歳まで子どもたち40名ほど通っています
  • 村にはもっと多くの子どもたちがいますが、親の理解がないので来ません。粘り強く教育の大切さを説得しています。
村のリーダーたちが教育の大切さを理解して、自分たちの子どもたちに教育を受けさせたいという強い気持ちを持っている村につくっています。
  • 3年後は、自分たちで運営するいう約束で支援します
  • 教材遊具や幼稚園運営のやり方を、現地スタッフが指導します
  • 立派な建物の幼稚園をひとつつくるより、その経費で小さな幼稚園を3つも4つもつくった方が多くの子どもたちに教育の機会を提供できます。


村の幼稚園で、子どもたちと一緒に給食体験をしました。
  • この幼稚園は、運営して20年以上になるモデル幼稚園です。
  • ここでは、給食のおばさんが昼食を調理して提供しています。
  • ご飯と具の入ったスープご飯です。おいしいですよ。
  • 給食は有料ですが、貧しい家庭には給食募金を使います。

近くに織物研修センターを運営しています。天然藍染の復元ができるようになりました。
  • 村の女性の自立を支援するため、世界に誇るカンボジア伝統織物の復元と技術の習熟をめざしています。
  • すべて天然染料を使用して染色し、カンボジア独特の織物技法を使っています。
  • 技術を覚えた女性は家で織物を織って生計の足しにしています。

織物を製品化して、プノンペン事務所の店舗「Pidan Khmer」で販売しています。
  • 女性が織った織物を買い上げて、製品化して販売しています。
  • その利益を織物研修センターの運営費や村の女性の織物技術研修にあてています。